院長プロフィール

実は私の父親は東大卒なんです。子供のころから[東大以外行かせない、東大に行け」と言われながら育ちました。

自分もそのころは勉強すれば行けるものと思っていたのですが・・現実は難しい・・農学部ならなんとか・・でも、自分のやりたいことが・・見つかりませんでした。

どうしよう・・田舎の国立大に行くのも嫌だし・・18歳の時の私の頭の中です。

「そうだ、歯医者なんかいいかもしれない」。何故かやたら手先が器用だし絵を描くのもうまい（絵と歯医者は関係ない？→あるんです）。

親に「歯医者になりたい。でも東大に歯学部ないから東北大にでもいきます」と伝え、そうやって入学したのが仙台の東北大学でした。10代の若者の短絡発想ですね。

しかし、今思うとなかなかいい職業を選んだと思っています。なにしろ面白いです。工夫・アイディア・勉強・思考・いろいろなことができます。毎日たくさんのドラマが起こりますからハラハラどきどき、ドラマより面白いかもです。

大学卒業後、昭和64年から厚木市平塚市で勤務医を4年ほど勤めたあとに、平成4年に開業→平成11年に移転開設→平成19年増築→平成20年オペ室設置とかなり迷走しながらも今があります。初めは私とスタッフ２人で始めた診療所でしたが、だんだん大きくなってきました。これも皆さんのおかげだと思っています。

私は診療所を開設した20数年前、広告宣伝を全くしませんでした。医療は宣伝にそぐわないと思ったからです。紹介だけで浸透するのが正当な医療機関。そう考えていました。

ですから、はじめはの～んびり患者さまと雑談しながらゆっくり仕事をしていました。そして歳月はながれて・・毎年少しずつ患者さまが増えていきました。

やがて診療設備が不足していき、患者さまを治療するのが手いっぱいになっていきます。予約の患者さまもずいぶんお待たせするようになっていました・・

「予約したのに・・」と、クレームでお帰りになられる方も出ていました。やむをえず（当時はそう考えました）2007年夏に増築。受け入れ態勢を２倍に増強しました。

治療はスムーズに進められるようになりました。スムーズに・・スムーズに・・

しかしそのころ、私の疲労はピークに達します。それ以上にスタッフが疲労×２。 人不足。院内はピリピリして連絡がうまくいかず混乱するようになりました。

優秀な勤務医の採用ができてようやく解決できましたが、この期間に私たちは多くのことを学ばせてもらえました。思いやりの心から行動を起こせるって素敵です。

わたしたちは、今ではすべての方向に思いやりから行動できるようになりました。職員同士、営業の方、もちろん患者さまに対してもです。

混乱の最中はそんな基本的なことも飛んでしまっていました。ご迷惑おかけしました。医院のキャパシティーが限界を超えたのが、たぶん2005年あたりだったのではないかと思います。

201７年、充実したドクター・スタッフ体制が整いました。診療設備は一新。デジタル化、院内LＡＮ、CT、往診設備も含め診療施設は４倍になりました。

インプラントオペ室、笑気吸入装置、レーザー機器、セレック、滅菌体制の確立。ドクター４名、矯正専門ドクター１名（第2土曜日のみ）、歯科衛生士８名。今では充実した体制で皆さまをお迎えすることができます。